■デジモンストーリー サイバースルゥース
世代が知れてしまうのですけれど、私の子供時代というと、ポケモンとかデジモンとか、あの辺のモンスターどもといっしょに成長してきたようなところがあります。
デジモンは、最初はキーホルダーみたいなミニサイズのデバイスで、ドット絵のモンスターを育てて、頭をくっつけ合って対戦するというのがそこそこ流行ったものでした。似たところでたまごっちとか、あとギャオッピ(ばったもんと呼んでました)とか。当時田舎に住んでいて手に入らなかったのですが、関東圏に住んでいる親戚に買ってもらって、色々遊んだりしてました。
アニメもやってましたね。フロンティアあたりから観なくなったんですけど。なぜパートナーデジモンを無くしてしまったのか。
そんな、私にとっては既に懐かしの思い出と化しているデジモンが、今になってVitaで遊べると聞いて迷いなく買ってしまいました。それがデジモンストーリーサイバースルゥース、略してサイスル。暮海杏子はそのメインキャラクターです。
もしこの作品を知らない方には、是非プレイしてみることをお勧めします。デジモンを知っている方はもちろん、知らない方も楽しめる、そんな作品です。
まず何より、ストーリーが素晴らしい。あらすじなどは公式サイトなりを見ていただくとして、その構成は王道と奇道が混ざり合っている。近未来SFの舞台でありながら、現代の風刺に溢れ、それでいて古き良きヒーローもののようでもある。シリアスとコメディの割合も私の大好きな範疇にピッタリはまっていました。次々舞い込んでくる事件は奇想天外奇々怪々、人間模様も多種多様でまったく飽きない。でも不意打ちでガチホラーねじ込んでくるのやめてもらえませんかね。
数は多くないけれど、なかなか感動できたりもする。とあるシーンでは、つい涙ぐんでしまいました。二つくらい。
発売時期の近いところで、next Orderもシステムと演出はかなりの完成度でしたが、ストーリーという一点においては、比較にならない大差でサイスルに軍配が上がると思います。というか、あっちは明らかにボリューム不足で、各キャラの掘り下げも浅く非常に残念。特に主人公以外の人間キャラは、要るのかアレって思うほどに印象に残っていない。サイスルより後にやったのに名前も出てこないや。アナログマンって偉大だったんだ。
で、サイスルの魅力的なキャラクターの中で、今回描いたのは暮海杏子。軽く頭がイッちゃってるようなヤバいファッションセンスの私立探偵。刑事さんと婦警さん、事件を追い掛ける前にやるべきことがありませんか。
まさに探偵らしい言動で、まあ私も好きなのですが。今回描いたのはミキ推薦枠としてです。なんかシンパシーを感じるとかで、是非にと凄い勢いで推されました。私は悠子(大食い系ヒロイン)とトコモンが描きたかったのに。っていうかミキ推薦枠って何?! これ私の好きな二次創作絵描こうって企画なんですよ!?
あとはノキアも候補でした。最初は何だこいつウゼェって思ってましたけど、ストーリーが進むと一周回って可愛く見えてきました。というかまあ、ノキアなんか目じゃないレベルの変人が跋扈してくるせいで、相対的にまともに見えてきた、ような。ジミィには私も一緒にドン引きだよ。秋葉のストーカーも早く捕まれ。アラタくんはもう少し頑張ってとんがりましょう。
あと彼女はヒロインではありません、むしろ主人公です。開発陣のノキア愛が尋常じゃなかった。
ミキ的にはアケミちゃん(爬虫類っぽいおっさん)も好きらしいですけどね。世界の行く末について思う存分語り明かしたいとか言ってました。一生やってろ。
よし1400文字。大体いつもこれくらいに収めたいですね。
私はストーリーを大絶賛してますけど、肝心要のデジモンも綺麗だしよく動くし、それだけでもかつてのデジモンファンには嬉しいところです。どうやらサイドストーリー的な作品も近々出るようですし、この期に遊んでみてはいかがでしょうか。
そんなこんなで今回もおしまい。
好きな二次創作の絵を描こう、第三弾、ミキ推薦枠『デジモンストーリー サイバースルゥース』より。
以上、雑記でした。